不在1カ月を過ぎた金正恩氏、失脚説も 北朝鮮

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金正恩氏の失脚説も 北朝鮮

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記(31)が公の場から姿を消して1カ月以上が過ぎた。父の故・金正日(キムジョンイル)氏の朝鮮労働党総書記選出17年を記念する7日の会合にも出席せず、一部では正恩氏が失脚したのではないかとする憶測も飛び交っている。

正恩氏は相当太って足を引きずる姿が目撃され、9月4日を最後に公の場に姿を見せなくなった。北朝鮮のメディアは正恩氏が「不快感」に見舞われていると伝えており、単に健康状態が優れないだけとの見方もある。

一方で、北朝鮮のナンバー2とナンバー3が突然韓国を訪問したことで、陰謀説を巡る憶測が強まった。

韓国によると、この2人を含む北朝鮮の高官3人は韓国・仁川で開かれたアジア大会の閉会式に出席し、この秋の高官級協議開催に前向きな姿勢を示したとされる。

高官級協議が実現すれば、南北の和解に向けた重大な一歩になる可能性もある。しかし正恩氏の所在と、高官が突然韓国を訪問した理由を巡る憶測はこれで一層強まった。

北朝鮮情勢に詳しい専門家のマイケル・グリーン氏は「北朝鮮のナンバー2とナンバー3が北朝鮮から出て、その間、ナンバー1である金正恩氏とその妻が何週間も公の場に姿を見せないのは極めて異例だ」「前例がない」と指摘する。

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