ガンビア大統領、選挙で敗北も退任拒否 周辺国が介入示唆
(CNN) 西アフリカのガンビアで、12月の大統領選で敗北したジャメ大統領が任期が切れる18日になっても退任しないという事態が起きている。
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の関係者はセネガルの国営メディアに対し、西アフリカの複数の国の部隊がガンビアとの国境付近に展開しており、ジャメ氏が退任しない場合には軍事介入を行う用意ができていると語った。
「すべての部隊はすでに配置に就いている。もし深夜12時までに解決に至らないなら、私たちは行動に出る」と、この関係者は述べた。だが18日になって実際に部隊が侵入したかどうかは明らかになっていない。
ECOWASの部隊に加え、ナイジェリア空軍も200人規模の部隊を作戦に参加させると明らかにしている。
ジャメ氏は1994年の軍事クーデターで権力を掌握して以来、政権の座にあったが、昨年12月1日の大統領選挙で野党候補のアダマ・バロウ氏に敗れた。