平壌(CNN) ウィル・リプリー記者らCNNの取材班が北朝鮮の首都平壌を訪れた。取材の様子を報告する。
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私は、10度目となる北朝鮮への取材旅行から帰ってきたところだ。
北朝鮮は、外部の世界の大部分にとって依然として閉ざされた国だが、今回の訪問の間、取材班は、一般の人々の生活について、前例のない水準でアクセスすることができた。
こうした男性たちや女性たちは取材班が選出した。北朝鮮政府のガイドが米国のテレビ局と話すよう人々を一生懸命説得する必要が何度もあったが。
取材班は彼らに北朝鮮の孤立や経済的苦境、ドナルド・トランプ米大統領について意見を求めた。
彼らは同じようなことを言うことも多かったが(彼らにとっての唯一の情報源は厳しく管理された国営メディアだ)、取材班は徐々に彼らの生活の様子を垣間見るようになった。
多くの国々ではほとんどコメントに値しないかもしれないが、北朝鮮では驚くべきことだ。北朝鮮国内の取材でこれほど多くの自由が得られたことはこれまでに一度もなかった。北朝鮮は報道の自由という意味では世界で最も制約が厳しい国のひとつだ。
最新の取材旅行は画期的な出来事に満ちていた。取材班はCNNで最初となるフェイスブックを通じたライブ配信を平壌の街中から20分以上にわたって行った。
初めて、北朝鮮国内にいる間に、CNNのソーシャルメディアのフォロワーからの質問に対してライブで答えることができた。取材班はバーチャルリアリティー(VR)用のカメラでさまざまな場所を撮影することも許可された。その中には、金日成広場やフラワーショー、孤児のための中学校、新しい眼科病院が含まれる。
VRによる映像は近々公開する予定だ。