中国、爆撃機の「警戒態勢」否定 平常の水準を主張
ワシントン(CNN) 中国国防省は23日までに、北朝鮮情勢の不測な事態に備え中国空軍の爆撃機などを「高水準の警戒態勢」に置いたとする米国防総省当局者の最近の主張を否定する声明を発表した。
「この主張は正しくない」とし、「中朝国境での中国軍の活動は戦闘即応態勢や訓練で平常の水準にある」と述べた。
また、中国外務省報道官は21日、中国軍の警戒態勢が高まったとする関連報道は承知しているが、示し得る情報は持ち合わせていないと述べた。
米国防総省当局者は先週、CNNの取材に中国軍は巡航ミサイル搭載可能な複数の爆撃機を高度の警戒態勢に置いたと指摘。この措置は暫定的なものと分析しながらも、中国軍が北朝鮮の不測な事態に備えている証左との見方を示していた。
さらに非常に多数の中国軍用機が不測な事態への即応能力の強化を図る全面的な態勢にあることを確認したともしていた。