英プレミアリーグ、ツイッターなどの利用指針策定 問題発言受け
(CNN) インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」でサッカー選手の問題発言が相次いだことを受け、サッカー・イングランド1部プレミアリーグが初の利用指針を発表した。
ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアに自身のページを開設する選手は増えており、マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー、リオ・ファーディナンド両選手を合わせたツイッターのフォロワー数は770万人に達する。
しかし時として、選手の行き過ぎた発言が問題になることもある。最近ではチェルシー所属のアシュリー・コール選手がツイッターでファンの中傷に反応して物議をかもし、24日にはアーセナルのエマニュエル・フリンポン選手がツイッターに投稿した内容をめぐり、イングランドサッカー協会から警告を受けた。
プレミアリーグは有名選手がソーシャルメディアを通じてファンと交流することには歓迎の姿勢を示しながらも、責任を持って使用しなければならないと強調した。
リチャード・スクダモア会長は「親友とメールをやり取りしたり、誰かと個人的に話をするようなわけにはいかない。時には中傷的なコメントもあるかもしれないが、インターネットで交わされるコミュニケーションは一般的には健全だ」とコメントしている。
ソーシャルメディアがスポーツに占める重要性は増し、試合を携帯電話で撮影したり、ユーチューブなどに投稿したりするユーザーも増えている。また家で試合を見る場合でも、携帯電話などでリアルタイムに他の人々と情報交換することができる。
こうした傾向は開幕が目前に迫ったロンドン五輪にも反映される見通しで、ロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長は、2020年の大会までにはただ座って見ているだけの受動的なファンは存在しなくなるだろうと予想している。