歴代名作映画ランキング、首位は「めまい」 監督が選ぶ作品1位は「東京物語」

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(CNN) 世界の映画評論家が選ぶ歴代の名作映画ランキングで、アルフレッド・ヒッチコック監督の「めまい」がトップに立った。長年首位を守ってきたオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」(1958年)は2位に後退。

小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)は評論家のランキングで3位、映画監督のランキングで1位に選ばれた。

名作映画100選のランキングは英誌サイト・アンド・サウンドが10年ごとに発表しているもので、今回は各国の評論家846人と映画監督358人が投票に参加した。

評論家が選ぶ上位作品はここ数十年の間、ほとんど変動がなかった。しかし今回、「市民ケーン」に代わって「めまい」が1位に浮上したことについて同誌編集長は、映画評論文化の変化を反映したものと分析。「市民ケーンのように優れた芸術であろうとする作品」よりも、「評論家個人にとっての意味合い」が評価されるようになったと解説している。

一方、映画監督が選ぶ名作の投票にはフランシス・コッポラ、マーティン・スコセッシ、ウッディー・アレンといった著名監督も参加した。首位の「東京物語」に続いて2位は「2001年宇宙の旅」と「市民ケーン」が並び、評論家の評価が高かった「めまい」は7位だった。

評論家が選ぶ名作上位5作品:

1.めまい

2.市民ケーン

3.東京物語

4.ゲームの規則

5.サンライズ

監督が選ぶ名作上位5作品:

1.東京物語

2.2001年宇宙の旅

2.市民ケーン

4.8 1/2

5.タクシードライバー

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