犬の「変顔」写真が話題に、水中のユニークな表情を撮影
撮影に当たっては、まず自分に慣れてもらうために玩具を投げたりしてしばらく一緒に過ごす。そしてウェットスーツとシュノーケルを着け、玩具を水の中に投げ込んで撮影がスタートする。
どんな反応があるかはやってみるまで分からない。パグ犬の「ダンカン」を撮影した時には出来のいい1枚を撮影するために、水中で2時間過ごした。一方、大きく目を見開いた写真が写真集の表紙を飾ったラブラドール犬の「ダッチス」の場合、わずか3分で満足のいく写真が撮れたという。
犬の写真を撮り始めたのは「運命みたいなものだった」という。映画会社ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの広告を手掛ける傍ら、ロサンゼルスにある動物保護施設のボランティアとして、里親募集用の写真を撮り始めた。保護施設の犬といえば、暗いケージの片隅にうずくまる姿を撮影したものが一般的。しかし犬たちの個性を引き出してうれしそうな表情の写真を撮影した結果、引き取り手が見つかる犬が増えたという。