大雪のW杯予選にコスタリカが反発、再試合を要請
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会北中米カリブ海最終予選で22日に米コロラド州で行われた米国対コスタリカ戦を巡り、コスタリカ・サッカー協会は26日までに、大雪の中試合を実施させた関係者の判断は誤りだとして、国際サッカー連盟(FIFA)に再試合を要請した。試合は米国が1-0で勝利していた。
FIFAはCNNへのコメントで、コスタリカ・サッカー協会から同日の試合に関する書簡が届いたことを認め、「内容を精査してしかるべき対応を決める」と述べた。
コロラド州コマースシティーで行われたこの試合は、前半に米国が1点を先制。激しい雪のため、後半初めにいったん中断となったが、その後再開され米国が前半の1点を死守した。
コスタリカ・サッカー協会は、試合中に雪でコートのラインやマークが覆われたり、ボールの動きが妨げられたりしたと主張。エドゥアルド・リ会長は「試合の最中に除雪用の機材や作業員がコートに入っている有り様だった」「責任者に抗議したがはねつけられた。受け入れがたい恥辱だ」と、不満をあらわにした。コスタリカ側は、試合を続行させた関係者の処分も求めている。
米国はこの日の初勝利で勝ち点3を取り、ブロック2位に浮上した。一方、コスタリカは勝ち点1で最下位。
22日は欧州も雪に見舞われ、W杯欧州予選グループF、北アイルランド対ロシアの試合が延期された。