サッカーの英プレミア、ゴール判定技術導入 リーグ戦で世界初

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計7台のカメラを使ってボールの軌道を正確に追う「ホークアイ」方式を採用

計7台のカメラを使ってボールの軌道を正確に追う「ホークアイ」方式を採用

(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグは21日までに、ゴール判定で審判を補助する最新技術を来季の試合から導入すると発表した。「ゴールラインテクノロジー」(GLT)と呼ばれる技術で世界各国のリーグ戦で採用が決まったのはプレミアが初めて。

導入はプレミアに属する全20クラブの会長会議で決まった。GLTには複数の方式があるが、プレミアが選んだのは英国企業が開発した、計7台のカメラを使ってボールの軌道を正確に追う「ホークアイ」方式。ゴールと認定した場合、審判や試合関係者の腕時計にシグナルを即座に送って知らせる。

プレミアリーグのリチャード・スキューダモア最高経営責任者(CEO)はGLT導入の理由について、サッカーは基本的に得点が多いチームが勝つ単純なゲームと説明。試合運営をあずかるものとして正確な判定を保証するためのあらゆる努力が必要とし、ホークアイ方式ではカメラがとらえた画像が試合中継などのテレビで再生出来るのが利点とも述べた。ホークアイはテニス大会などで既に導入済み。

国際サッカー連盟(FIFA)は今月初旬、ブラジルで今年6月開催の国際大会コンフェデレーションズカップでドイツ企業ゴールコントロールが手掛けたGLTを試験すると発表。「ゴールコントロール4D」と呼ばれる技術で、スタジアム内に設置した計14個の高速度カメラを用いボールの位置を確認する。

欧州の他の主要リーグではGLT採用について意見が分かれる。ドイツのブンデスリーガ(1部リーグ)は先月、早くとも2015年までに導入する計画はないと言明。イタリア1部リーグ(セリエA)の首脳は最近、採用する必要はないと表明。スペイン1部リーグの幹部は3年内に導入が実現することを期待すると述べた。

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