ジャコウの香り放つ男性下着を商品化、フランス下着メーカー
ロンドン(CNNMoney) フランスの新興下着メーカー「ル・スリップ・フランセ」が、賛同者から小口の出資を募る「クラウドファンディング」で2万ユーロ(約260万円)の資金を集め、男性向け香り付き下着の商品化にこぎ着けた。
新商品の男性用パンツは、着用して歩いたり動いたりすると、マイクロカプセルから香水が放たれてジャコウと洋ナシの香りがするという。30回洗濯しても香りが消えないというのが売りだ。創業者のギヨーム・ギボー氏(27)は、この香りがほのかな男らしさを感じさせると胸を張る。
値段はブリーフが35ユーロ(約4600円)、ボクサーは40ユーロ(約5300円)。6月から出荷予定で、既に300枚を超す注文が入っているという。
資金集めの目標額は1万ユーロだったが、投資家や消費者にアイデアが支持されて、倍の額が集まった。
ル・スリップ・フランセは2011年の創業。「100%メード・イン・フランス」を売り物に、12年は下着2万着を売り上げた。商品はネットでのみ販売している。
ギボー氏は「フランスが新製品を作り出して現代的な方法で販売できることを示したい」と話している。