観客が選手に「尿」浴びせる攻撃、ツール・ド・フランス

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(CNN) 自転車ロードレースのツール・ド・フランスは10日、フランス北西部のアブランシュからモンサンミシェルまでの第11ステージ(33キロ)の個人タイムトライアルを行ったが、英国のマーク・カベンディッシュ選手が路上の観客に「尿」を浴びせられる騒動が起きた。

前日の第10ステージのゴール直前で、トム・フェーレルス選手(オランダ)と接触した際のカベンディッシュ選手の対応に怒った観客の仕打ちとみられる。この接触ではカベンディッシュ選手の態度についてごう慢やエゴの塊との批判がある一方、勝利への飽くなき執念を称賛する見方に二分していた。

カベンディッシュ選手は第10ステージで3位に入り、接触で落車したフェーレルス選手は打撲傷などを負っていた。

大会審判部はテレビ画像などで衝突の経緯などを調べたが、カベンディッシュ選手に非はなかったとの判断を示した。同選手はツイッターなどで衝突について自らに責任はないと主張していたが、尿を浴びせられたことについてのコメントは拒否した。

ツール・ド・フランスで参加選手が観客から尿の攻撃を受けたのは初めてとみられる。ただ、1975年の大会で選手が腹を殴られる暴力事件が起きたことはある。

第11ステージでは、カベンディッシュ選手が属するチーム「オメガファルマ」の同僚のトニー・マルティン(ドイツ)が優勝した。

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