試合中の選手にバナナ、人種差別か 米大リーグが調査へ
(CNN) 米大リーグ(MLB)サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパークで11日に行われたジャイアンツ対ボルチモア・オリオールズの試合中に、オリオールズのアダム・ジョーンズ外野手がファンからバナナを投げられたとされる問題で、MLBは人種差別が動機となった可能性もあると見て調査に乗り出すことが明らかになった。
アフリカ系アメリカ人のジョーンズ選手は短文投稿サイトのツイッター上で、11日の試合の9回にファンからバナナを投げられたことを明かし、不快感をあらわにした。またMLBの広報担当上級副社長パトリック・コートニー氏は12日、「この状況について調査する」と述べた。
ジャイアンツもこの問題に対処することを公約しているが、今のところバナナを投げた人物の特定には至っていないという。
ジャイアンツはCNNに宛てた声明文の中で、ジョーンズ選手とオリオールズに謝罪するとともに、「このような行為は到底容認できず、行為を行った人物は即、球場から追放する」と述べた。
11日の試合は、オリオールズが昨年ワールド・シリーズを制覇したジャイアンツを相手に10-2で勝利した。ジョーンズ選手は9回に3ランホームランを放っている。