ミス・アメリカに初のインド系女性 将来は医師志望
(CNN) 今年のミス・アメリカの最終選考会が15日、ニュージャージー州アトランティックシティーで行われ、大会史上初めてインド系の女性が選ばれた。大学で脳科学を学び、医師を志しているという。
栄冠を勝ち取ったのは、ニューヨーク州出身のニーナ・ダブルリさん(24)。同州出身者がミス・アメリカに選ばれるのは昨年に続き2年目だ。
ダブルリさんはミシガン大学で優秀な成績を収め、脳科学の分野で学位を取得した。産婦人科医の父は30年前、インドから移民してきたという。
選考ではインドの民族舞踊なども披露した。今後1年間はミス・アメリカとしての活動の中で、科学技術教育推進キャンペーンに参加する。かつて肥満や過食症に苦しんだ経験から、健康的な生活習慣にも強い関心を持っているという。
ツイッターにはインド系女性が選ばれたことに不満を示す人種差別発言などが流れ、ダブルリさんを「イスラム教徒」と呼ぶツイートも飛び出した。2010年のミスUSAにレバノン系の女性が選出された時も、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラと結びつけようとする発言が寄せられた。