大ヒットの「アナ雪」 舞台やパークに進出、続編も?
ニューヨーク(CNNMoney) ディズニー映画「アナと雪の女王」が世界的ヒットを記録している。昨年11月に公開されて以来の世界興行収入はアニメ映画として最高の11億9000万ドル(約1200億円)に達し、全映画の歴代興行収入でも5位に浮上する勢い。ブロードウェーやテーマパークへの進出のほか、続編の期待も高まっている。
ウォルト・ディズニーが先週発表した決算は27%の増益となり、ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は同作品について「今後少なくとも5年はフルに活用する」と表明した。
投資銀行FBRキャピタルマーケッツの試算によると、「アナ」の関連グッズなどを含めたディズニー内での売り上げは、ミッキーマウスやプリンセスシリーズなどに続いて6位に浮上。来年も5億~10億ドルの収益が見込めるという。
さらにアカデミー賞ではウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとして初の長編アニメ賞を受賞し、主題歌の「レット・イット・ゴー」は歌曲賞を受賞した。
次はブロードウェーでミュージカルの公開を予定しているほか、ディズニーのテーマパークには間もなく主人公姉妹のエルザとアナが登場する。
アイガーCEOはさらに、ストーリー本やビデオ、ゲームなどの制作を進めていることも明らかにし、「想像もしないところまで行き着くと思う」と語った。
エルザの衣装は既に売り切れ状態で、ネットオークションサイト米イーベイの入札価格は1000ドルを記録している。
FBRのディズニー担当アナリストによれば、2018年には続編も期待できるという。