100超のヒマラヤ未踏峰を開放 ネパール
カトマンズ(CNN) ネパール政府は22日、ヒマラヤ山脈でこれまで登山を認めていなかった峰のうち、104を新たに登山者に開放すると発表した。
これにより、登山者に開放された峰の数は414になる。
世界最高峰エベレストでは4月、雪崩により登山ガイドのシェルパ16人が死亡する事故が発生。その後シェルパたちが犠牲者追悼などで登山を拒否したため、エベレスト登山の許可を得た330人超の外国人ほとんどは登頂を断念していた。
当局者は「登山者の選択肢を増やしたい」「登山家からの希望を受けて開放した峰もある」と語った。
この当局者によれば、ネパールには標高6000メートルを超える峰が1310あり、今後も登山者への開放を進めていく意向だという。
今回、開放が決まった峰々のなかには、エベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリー氏とテンジン・ノルゲイ氏から名前を採った標高7681メートルのヒラリー峰と、同7916メートルのテンジン峰も含まれる。