ネイマール骨折、ブラジル・ドイツ4強 W杯
後半33分、今度はコロンビアにチャンスが訪れる。途中出場のFWカルロス・バッカがPA内でブラジルのGKジュリオ・セザールに倒されPKを獲得。これをロドリゲスが決めて1点を返した。ロドリゲスはこのゴールで今大会の得点を6に伸ばし、得点王争いでトップに立った。
コロンビアはその後もDFのジェペスを前線に上げるなどしてゴールを目指したが、ブラジルの堅い守りに阻まれ、同点ゴールはならなかった。
勝ったブラジルは、優勝した2002年以来の準決勝進出を果たしたが、懸念材料がある。FWネイマールが後半、相手DFの膝蹴りを背中に受けて倒れ込み、激痛に顔を歪め、自分で立ち上がれず、担架で運ばれた。
診断の結果、腰椎の骨折と判明。FIFAの公式サイトによると、ブラジルのチームドクターは「手術が必要なほど深刻ではないが、完治するまで患部を固定する必要がある」と述べ、さらに「残念ながら、今大会中のプレーは不可能」と付け加えた。
また同日、もう1つの準々決勝の試合、フランス・ドイツ戦が行われ、ドイツが1―0でフランスを下し4大会連続の準決勝進出を果たした。
ドイツは前半13分、MFクロースが蹴ったFKをDFフンメルスが頭で合わせて先制。フランスも同33分にチャンスをつかむ。FWグリーズマンのパスを受けたMFヴァルブエナがシュートを放ったが、ドイツのGKノイアーがセーブ。FWベンゼマがそのこぼれ球を拾い、ゴールを狙ったが、フンメルスにブロックされた。
フランスは後半も何度かチャンスを迎えたが、得点には結びつかず、ドイツが前半に上げた1点を守り切った。
ドイツは8日に行われる準決勝でブラジルと対戦する。