ソニー・ピクチャーズの映画が流出、北朝鮮の報復説も
ニューヨーク(CNNMoney) 映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが大規模なサイバー攻撃を受け、ブラッド・ピット主演の「フューリー」やリメーク版の「アニー」など、同社の新作映画少なくとも5本が不正サイトを通じて出回っている。米連邦捜査局(FBI)は、何者かが映画を流出させたとみて捜査に乗り出した。
流出したのは審査用の映像で、フューリーやアニーのほかにも、まだ劇場公開されていない「ミスター・ターナー」などの映画がファイル共有サイトで公開された。
ソニー・ピクチャーズの広報は、「コンテンツ窃盗は犯罪であり、捜査機関と緊密に連携して対応に当たる」とのコメントを発表した。
ITニュースサイトRe/codeなどの報道によると、同社は今回のサイバー攻撃に北朝鮮が関与した可能性についても調べているという。
同社が米国で25日から公開予定のコメディー映画「ザ・インタビュー」は、ジェームズ・フランコとセス・ローゲン演じる2人が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の暗殺を図るという内容。