ソニー・ピクチャーズに映画の公開中止要求
ニューヨーク(CNNMoney) 映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを狙ったサイバー攻撃に関連して、同社に映画の公開中止を要求する内容の警告文が8日、インターネットに投稿された。
警告文はコード共有サイトのGithubに「ガーディアンズ・オブ・ピース(GOP)」を名乗る集団が投稿した。同集団は、2週間前に起きたソニー・ピクチャーズに対する攻撃への関与も認めている。
警告文は、「我々はソニーの経営陣に要求を突きつけた。だが彼らはそれをのむことを拒んだ」「我々から逃れたければ要求された通りにしろ。地域の平和を破り戦争を引き起こすテロリズム映画の上映を直ちに中止しろ!」という内容。
「テロリズム映画」とは、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の暗殺計画を題材にしたコメディー「ザ・インタビュー」を指すと思われる。同映画はソニー・ピクチャーズから間もなく公開予定。一連の攻撃には北朝鮮が関与したとの見方が強まっている。
GOPは、「我々は完璧」であり、米連邦捜査局(FBI)にはつかまらないとも豪語している。
同集団はこれまでのところ、ソニー・ピクチャーズのネットワークに侵入して従業員のコンピューター上の情報を破壊したことを認めている。この事件では同社の映画や社内メモ、映画スターや従業員の個人情報などが流出した。