「ザ・インタビュー」の朗読劇を上演へ 米NYの小劇場
ニューヨーク(CNNMoney) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の暗殺を描く米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のコメディー映画「ザ・インタビュー」の脚本をベースに、米ニューヨーク市内の小劇場でコメディーショーが上演されることになった。
ニューヨーク中心部マンハッタンのミッドタウン地区にある定員50人の小劇場「ツリーハウス」はこのほど、ザ・インタビューの脚本の草稿を入手したとして、コメディー俳優らがこれを朗読するショーを27日に上演すると発表した。
同劇場はウェブサイトで「言論の自由のために団結し、自由を脅かす者たちに立ち向かう機会」を提供すると述べている。
草稿は映画の完成版に使われた脚本に近いという。ショーへの入場は無料だが、終演後にもう1本、北朝鮮住民を支援するための募金活動としてコメディー作品を上演する。こちらのチケットは1枚5ドル(約600円)で、収益はすべて国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチへ送られる。
映画のザ・インタビューは北米で25日に公開される予定だったが、テロ予告を受けて上映を中止する映画館が相次ぎ、SPEが公開見送りを決めた。SPEは同作品を別の形で公開する道などを探っている。