パリス・ヒルトン弟、機内の暴言などで訴追 10万ドルで保釈
(CNN) 米タレント、パリス・ヒルトンさんの弟のコンラッド・ヒルトン容疑者(20)が、旅客機内で客室乗務員を恫喝した罪などに問われ、米連邦捜査局(FBI)に出頭した。
調べによると、ヒルトン容疑者は昨年7月、英ロンドン発米ロサンゼルス行きのブリティッシュ・エアウェイズ機内で、乗務員らを口汚い言葉でののしったり、トイレで喫煙したり、乗客を罵倒するなどしたとされる。
検察によると、同容疑者は3日、FBIに出頭して連邦裁判所に出廷し、10万ドル(約1170万円)の保釈金を払って保釈された。罪状認否は3月5日に行われる。有罪になれば20年以下の禁錮を言い渡される可能性がある。
裁判所の記録によると、客室乗務員はヒルトン容疑者の様子についてFBIに、「機内での挙動が異常だったことから、薬物の影響があったと思われる」と証言していた。
ヒルトン容疑者は離陸の直後、まだシートベルト着用のサインが消えていないのに座席を離れ、口汚い言葉で客室乗務員や乗客を何度もののしったとされる。
さらに乗務員の顔のすぐ脇の壁を殴ったり、「全員クビにさせてやる」「このツケは親父が払う。前にもそうしたんだ。この前は30万ドル払った」などと暴言を吐いたりした。
同容疑者が入ったトイレの中からはたばこの煙のにおいがしたといい、その後座席に戻って眠ったヒルトン容疑者を拘束することを機長が許可。乗務員が毛布と手錠を使って着陸の75分ほど前に拘束した。
目を覚まして拘束されていることに気付いたヒルトン容疑者は、再び大声でののしり始めたとされる。
FBIの調べに対して同容疑者は、一部の容疑を認めているという。