平壌でのマラソン大会、外国人は出場禁止
(CNN) 北朝鮮は、4月に平壌で開かれる万景台賞マラソンに外国人の出場を認めない方針を明らかにした。エボラ出血熱の感染が広がる恐れを理由として挙げている。
外国人はプロかアマチュアかを問わず出場禁止となる。北朝鮮ツアーを専門とする中国の旅行会社にも禁止の通知があり、同マラソンへの参加を申し込んでいた465人の予約を取り消す手続きを進めているという。
昨年の万景台賞マラソンでは初めて外国人のアマチュア選手の出場が認められ、約30人がフルマラソンに出場した。中国の旅行会社は10キロマラソンやハーフマラソンを含めて125人の出場を手配していた。
しかし北朝鮮はエボラ熱への不安から、2014年10月に外国人旅行者の入国を禁止。それ以来、旅行会社も観光客を送り込めなくなっているという。
北朝鮮では6月に平壌で10キロのチャリティーマラソンが行われるほか、北東部の白頭山地区で初のハーフマラソンも計画されているという。