仏サッカー代表、予定通りイングランドとの親善試合に臨む

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(CNN) パリでの同時多発テロを受け開催が危ぶまれていたサッカーのフランス代表とイングランド代表との親善試合は、予定通り17日に行われることになった。

13日夜に発生したテロでは少なくとも129人が死亡。フランス代表対ドイツ代表の試合が行われていたスタジアムでも複数の爆発が起きており、わずか数日後のイングランド戦は中止になるとの報道もあった。

フランスとイングランドのサッカー協会は14日に声明を出し、両チームの親善試合を当初の予定通り行うと発表した。会場となるロンドンのウェンブリー・スタジアムではこの日、テロの犠牲者への追悼の意味を込め、名物の巨大なアーチにフランス国旗の青・白・赤からなるライトアップが施された。

13日夜、パリ北部にあるフランス代表のホームスタジアム、スタッド・ド・フランス付近では自爆テロにより4人が死亡した。爆発音はスタジアム内でもはっきりと聞こえたがドイツとの親善試合は終了まで行われ、フランスが2-0で勝利した。

この試合に出場していたフランス代表ミッドフィルダ―(MF)のラサナ・ディアラは試合後、ソーシャルメディア上で自身のいとこが今回のテロの犠牲になったことを明らかにした。

また同じくドイツ戦に出場したアントワン・グリーズマンは、姉妹がテロ実行犯の襲撃を受けたコンサートホールに居合わせながら運よく難を逃れたとソーシャルメディア上に書き込んでいる。ルバタクランという名のこのホールでは、80人以上が殺害された。

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