スピルバーグ監督、「ウエストサイド物語」のリメイクを計画
(CNN) 米国の著名な映画監督スティーブン・スピルバーグ氏が米ブロードウェーのミュージカルのヒット作「ウエストサイド物語」のリメイク版の製作を計画していることが19日までにわかった。
芸能メディア「ハリウッド・リポーター」はこのうわさは正しいとし、FoxとMGMの共同製作になり、トニー・クシュナー氏が脚本を手掛けていると報じた。
ウエストサイド物語は1961年、女優ナタリー・ウッドと男優リチャード・ベイマーの共演で映画化され、大成功を収めていた。アカデミー賞も席巻し、作品賞など10部門で受賞していた。
同監督は2014年、米テレビ局との会見でリメイク版を考えていることを明かしていた。気に入っているミュージカルの1つであり、偉大な作品の1つとも評価していた。
ハリウッド・リポーターは、スピルバーグ氏は15年前からリメイク版に関する権利獲得を試みており、自らによる映画化は数十年間の夢だったとも報じた。
トニー・クシュナー氏は同性愛社会でのエイズ問題を描き、ピュリツァー賞に輝いた戯曲「エンジェルス・イン・アメリカ」で有名。スピルバーグ監督の作品には「ミュンヘン」「リンカーン」の2作に脚本家として加わっていた。