水泳の米代表ロクテ選手ら4人、強盗被害 リオ五輪
リオデジャネイロ(CNN) リオデジャネイロ五輪の競泳で金メダルを獲得した米代表のライアン・ロクテ選手(32)ら4人が14日、現地で強盗に襲われた。ロクテ選手は額に銃を突き付けられたという。
米国オリンピック委員会(USOC)の報道担当者によると、ロクテ選手とチームメートの3人は14日未明、フランス代表チーム関係者の活動拠点となっている施設から選手村へタクシーで移動する途中、武装警官を装ったグループに止められて金品を要求された。
ロクテ選手が米NBCテレビとのインタビューで語ったところによると、グループは警察のバッジを付け、選手らに銃を向けて車から降りろと指示した。ロクテ選手だけが「何も悪いことはしていない」と下車を拒否すると、1人の男が同選手の額に銃を突きつけた。同選手はしかたなく両手を上げ、男は現金と財布を奪ったが、携帯電話や身分証明書は残っていたという。
ロクテ選手は声明で家族や友人、ファンの応援に感謝し、「一番重要なのは私たちが無事でけがもなかったことだ」と述べた。
リオの文民警察はCNNに、メディアの報道で事件を知って捜査を開始したと述べた。
ロクテ選手がこれまでに獲得した五輪のメダルは12個と、五輪通算最多を誇る米国のマイケル・フェルプス選手を追っている。