強盗被害偽装のロクテ選手、防犯機メーカーとスポンサー契約
ニューヨーク(CNNMoney) リオデジャネイロ五輪の期間中、現地で強盗被害に遭ったとうそをついて厳しい批判にさらされた競泳の米国代表、ライアン・ロクテ選手が、同国の防犯アラームメーカーと新たにスポンサー契約を結んだ。30日に製品を宣伝する動画を自らのソーシャルメディア上に投稿して明らかにした。
ロクテ選手とのスポンサー契約に名乗りを上げたのは小型の防犯アラームの製造を手掛けるロボコップ。宣伝動画の中でロクテ選手は「最近、旅行に出かけることが多い。誰でも楽しく過ごしたいと思うものだけれど、身の安全には気を付けた方がいい」と話す。続けて小型のアラームをカメラに向け、これがあれば「悪い状況から抜け出せる」と説明する。
ロボコップの広報担当者はCNNに対し、ロクテ選手とスポンサー契約を結んだことは認めたものの、具体的な契約内容については明言しなかった。
ロボコップに先立ち、せき止めドロップメーカーのパイン・ブラザーズも25日、ロクテ選手とのスポンサー契約締結を発表。「米競泳界の偉大な選手に、国民がわずかでも許しの気持ちを示すことを求める」とのコメントを寄せた。
強盗被害の偽装を受け、ロクテ選手については水着ブランドのスピードなど大手スポンサーが軒並み契約解除に踏み切っていた。