レディ・ガガ、寛容を訴え スーパーボウル・ハーフタイムショー
(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)の王座を決める第51回スーパーボウルのハーフタイムショーにレディ・ガガが登場した。一部ファンが期待したような政治的に踏み込んだ発言はなかったものの、公演には多様性に対する寛容のメッセージが込められていた。
テキサス州ヒューストンにあるNRGスタジアムの上空から登場して会場を熱狂させたガガ。米愛国歌「ゴッド・ブレス・アメリカ」に続いて「This Land Is Your Land(この国は君の国)」を熱唱し、ドームの屋根からジャンプした。
続いて米国の忠誠の誓いの言葉から「神の下に不可分の1つの国家、万民のための自由と正義」の部分を引用。特に「万民のため」の部分に力を込めた。
公演では「ジャストダンス」「ポーカーフェイス」「テレフォン」「バッドロマンス」などのヒット曲をメドレーで披露。中でも2011年の「ボーン・ディス・ウェイ」ではあえて、歌詞の最後の方に登場する「ゲイでもストレートでもバイでもレズビアンでもトランスジェンダーでも、私は正しい、私は生きるために生まれてきた」の部分を選んで熱唱した。
ガガは以前から、LGBTQの権利を強く訴えてきた。観客の中にマイク・ペンス副大統領がいたことも、このメッセージを強く打ち出した一因かもしれない。