サッカーファンの97%、FIFAの不正再発を懸念
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は昨年2月に指導部を刷新し、汚職体質などからの脱却を図っているが、組織内での不正再発を危惧するサッカーファンが最大で97%に達していることが最新調査結果で5日までにわかった。
調査は、サッカのソーシャルメディア「フォルツァ・フットボール」と汚職監視の国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」が世界50カ国・地域の2万5000人を対象に共同実施した。
調査結果によると、新たに就任したジャンニ・インファンティノ会長の下でFIFAは一般社会の信頼を取り戻したとしたのは26%だった。
また、2018年のワールドカップ(W杯)本大会のロシア開催については43%が支持せず、逆の回答は39%だった。フォルツァ・フットボールの最高経営責任者(CEO)は、ロシアのサッカー界の大きな問題の1つは性的少数派の権利無視と人種差別と指摘。「そういう国でW杯を開くことはファンの軽視にもつながるとの懸念が大会主催国としての資格はないとする比率の高さにつながっている」と説いた。