北朝鮮、ミサイル発射準備か 衛星写真に兆候
(CNN) 米商業衛星企業デジタルグローブは27日までに、北朝鮮の衛星発射場で発射準備とみられる動きが活発化していることが衛星写真の分析からわかったと明らかにした。数週間以内にも発射可能な状態になる恐れがあるという。
米軍関係者によれば、発射場の動きについては米国も確認しているが、発射が差し迫っているとは考えていないという。
デジタルグローブは、北朝鮮の西海衛星発射場を11月23日に撮影した衛星写真を分析した結果、4月13日に長距離ミサイルに衛星を搭載して発射した時と同様の準備が進められていると判断した。「新しいテントやトラック、大量の燃料タンクや酸化剤タンクの動きが見られることから判断すると、北朝鮮が望めば3週間以内に5回目の衛星打ち上げが実施される可能性がある」としている。4月13日の発射は失敗に終わっている。
米政府関係者によれば、発射台へのミサイル設置はまだ確認されていないものの、西海衛星発射場には長距離ミサイルの発射台があることから、もし発射されるとすれば、「テポドン2」のような長距離ミサイルの公算が大きいという。