ゴルフコースにワニ、選手がクラブで突っつく リオ五輪
(CNN) リオデジャネイロ五輪の男子ゴルフ競技で金メダル候補ともされるヘンリク・ステンソン選手(スウェーデン)が第3ラウンドが実施された13日、コース上に迷い込んだワニの1種の「カイマン」と出くわし、これをどかせるためかゴルフクラブで体を突っつく一幕があった。
カイマンは日なたぼっこをしていたとの報道もある。
ソーシャルメディア上にはステンソン選手がカイマンに近付き、クラブを伸ばして体を突っつく映像が掲載された。同選手はこの後、素早く後ずさりする動きも見せていた。
リオ五輪のゴルフ競技は、ブラジルなどで流行したジカウイルス感染症(ジカ熱)を恐れ、多数のトップ級の選手が参加を辞退する事態となっていた。この中でステンソン選手は五輪開幕前、ジカ熱を媒介する蚊よりクマの方が怖いとの冗談も飛ばしていた。
リオ五輪のゴルフ競技会場となったコースでは先週、選手が野生動物と出くわす逸話が相次いだ。セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ベルント・ウィスバーガー(オーストリア)両選手は12日、ちん入してきたネズミの仲間である「カピバラ」を眺めている姿を写真に撮られていた。また、コース内外には大型ヘビの「ボア」を含むさまざまなヘビが生息しているとのうわさも流れている。
ステンソン選手は先月、メジャー大会の全英オープンを制覇。13日の第3ラウンドでは3アンダーの68で回り、英国のジャスティン・ローズ選手に次ぐ2位に付けた。