エチオピアのマラソン選手、抗議のポーズでゴール リオ五輪

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両腕を交差するポーズで自国の民族弾圧に対する抗議の意思を示すリレサ選手

両腕を交差するポーズで自国の民族弾圧に対する抗議の意思を示すリレサ選手

(CNN) リオデジャネイロ五輪最終日の21日に行われた男子マラソンで、エチオピアのフェイサ・リレサ選手が民族弾圧に抗議するポーズでゴールインして銀メダルを獲得し、これで帰国できなくなったとして政治亡命の意向を示した。

リレサ選手はエチオピアの最大民族オロモ族の出身。この日はオロモ族の団結を象徴する両腕を交差させたポーズでゴールインした。

競技後のインタビューでもこのポーズを繰り返し、オロモ族に対するエチオピア政府の弾圧に注目を集めたかったと説明。公の場でこの問題について発言したことで「私は殺されると思う」と話し、殺害や投獄の危険があるため帰国はできなくなったと語った。

既に投獄された親族もいるといい、妻と2人の子どもの身の安全が心配だと話している。

亡命先については、ビザが発給されるかどうかによって、このままブラジルにとどまるか、ケニアまたは米国へ行く可能性があるとした。

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