劣勢のロムニー氏、挽回の鍵は「3-2-1作戦」 米大統領選

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ワシントン(CNN) 11月6日投票の米大統領選挙で鍵となる激戦州で票の行方は、民主・共和両党の全国大会後に行われた世論調査を基に分析すると、民主党のオバマ大統領が共和党候補のロムニー氏に対して優勢となっている。

ロムニー氏が劣勢を挽回しホワイトハウス入りできるかどうかは、いくつかの重要州で勝利を収める「3-2-1作戦」の成否にかかっていそうだ。

NBCニュース、ウォールストリート・ジャーナル紙と世論調査機関マリストが発表した最新の調査によると、大票田のフロリダ州とバージニア州では、49%対44%でオバマ大統領が5ポイントリードしている(この差は統計上の誤差の範囲内ではある)。

ここを押さえた候補者が大統領選に勝利するともいわれるオハイオ州でも、50%対43%で大統領がリードしている。ただし、より接戦であることを示す世論調査もあり、民主党全国大会閉幕のすぐあとに調査が実施されたことによる影響を考慮する必要もありそうだ。

ロムニー氏に挽回のための時間が残されているものの、上記の世論調査によると、投票する候補者が未定の投票予定者は、オハイオ州では6%、フロリダ州とバージニア州では5%と少なくなっている。

さらに、世の中が正しい方向に向かっていると考えている投票予定者の割合が、まだ少数派だが増加しており、ロムニー氏には不利な要素だ。

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