ジョブズ氏死去から1年、次のスティーブ・ジョブズは現れるのか
(CNN) この問いに明確な答えはない。しかし米アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズが死去して以来、業界では何度もこの問いが繰り返されてきた。次のスティーブ・ジョブズになるのは誰か――。
答えは簡単には出せない。1つはっきりしているのは、1年前の10月5日に死去したジョブズ氏の、あの先見性、人を動かす力、カリスマ性、細部へのこだわりを完璧に併せ持った人物は、ハイテク業界には存在しないということだ。
ただ、ジョブズ氏が天才と称されるようになったのは晩年になってからだった。多くは同氏がハイテク業界の象徴的存在になるとは予想もしていなかった。
だが業界は空白を嫌う。無駄なこととは分かっていても、最も個性的で最も有名だった人物が去ったことによる空白を埋めるのは誰なのか、推測したがるのは人間の本質かもしれない。
候補を挙げれば賛成する人も、反対する人もいるだろう。しかも、どこかのガレージや学生寮で、次に業界を変革させる何かを生み出しているかもしれない無名の人物を含めれば、どれだけ長いリストを作っても収まり切らない。それでも検討に値する人物はいる。以下に賛否両論を含め、候補を挙げてみた。