米アップルの新しい「iPad mini」、本当に必要?
(CNN) 米アップルが23日に発表した多機能タブレット端末の小型版「iPad mini(アイパッド・ミニ)」。しかし、既に手持ちのスマートフォンやノートPC、それに従来サイズのタブレット端末に加えて、新しい小型のタブレットを買いたいと思うだろうか――。そんな疑問の声が、CNNや短文投稿サイトのツイッターに寄せられている。
iPad miniは、競合するアマゾン・ドット・コムやグーグルのタブレット端末よりやや大きく、これまでのiPadに比べると約3分の2のサイズ。米国での価格は最も安いモデルで329ドル(約2万6000円)と、フルサイズのiPad 2よりは70ドル安いが、アマゾンの「キンドル・ファイアHD」に比べると130ドル高い。
アナリストは一様に、販売台数は数百万台に上るだろうとの見方を示す。一方で、アップルの株価は発表後に下落し、ブログに書き込まれた消費者の反応を見ても、初代のiPadや、直近の数世代のiPhoneが発表された時ほどの熱狂ぶりは見られない。
CNNの読者からは、「アップルは毎年同じものを、サイズだけ変えて売っている」「iPhoneやiPadはいろんなサイズがありすぎる。いっそのこと、買う時にサイズの注文を受け付けてオーダーメイドで作ってほしい」などの声が寄せられた。
スマートフォンやタブレット端末は、ここ数年でサイズが大きくなったり小さくなったりしている。ビデオ鑑賞やゲームへの関心が高まったことを受け、スマートフォンの画面サイズは約3.5インチから5インチ近くまで、徐々に大型化した。