選対関係者が「サンディ」関連のデマを投稿か、刑事責任問う声も 米

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Twitterサイトから

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(CNN) 大型の温帯低気圧「サンディ」で大きな被害が出たニューヨークで、米議会選候補者の陣営責任者とみられる男性が短文投稿サイトのツイッターを通じて次々にデマ情報を流していたことが分かった。男性は30日夜にツイッターで謝罪したが、男性の刑事訴追を求める声も一部で上がっている。

サンディが米東海岸に上陸した29日夜、6500人がフォローする「@ComfortablySmug」というアカウントに、矢継ぎ早のツイートが投稿された。その内容は「速報:電力会社がマンハッタン全域の電力供給停止に着手」「速報:クオモ知事がマンハッタンで足止め。安全な避難所に移動」など、不安と混乱をあおるようなデマが大半を占めた。

投稿のうち2件はそれぞれ500回以上も引用されたが、一方で信憑性を疑う投稿も相次ぎ、電力会社も否定のツイートを掲載した。@ComfortablySmugは実名を明かしていなかったが、ある男性がネットに掲載された写真を手がかりに、アカウントの持ち主を特定。シェシャンク・トリパシという実名と、ウォール街の金融アナリスト兼、米議会選立候補者(共和党)の選挙運動本部長という肩書きを暴露した。

これを受けてアカウントの主は30日、自分の名は明かさないままツイッターで謝罪し、選挙陣営から身を引くと発表した。候補者のウェブサイトも31日、トリパシ氏を交代させたとの告知を掲載した。

今回の騒ぎは、ツイッターなどのソーシャルメディアを通じてデマが瞬く間に広がりかねない実態を浮き彫りにすると同時に、自然災害など緊急時のデマ投稿が罪に問われるべきかどうかという問題を投げかけている。

ニューヨーク市議会のピーター・バローニ議員(民主党)は、マンハッタン地区検察に対し、刑事事件として捜査するよう求めたことを明らかにした。

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