中国でグーグル接続サービスが中断、共産党大会の開幕翌日に
ニューヨーク(CNNMoney) グーグルは9日、中国で提供しているインターネット接続サービスのほとんどが同日、中断されたと報告した。原因は不明だが、中国では8日、中国共産党の次期指導部などを決める最重要な政治行事である第18回党大会が開幕していた。
同社の関係者はCNNMoneyの取材に対し、内部調査で接続中断の原因が同社側にないことが判明したと述べた。
グーグルや中国のBaidu(バイドゥ)など検索エンジンの関連データ収集に当たるサイト「GreatFire」は、グーグルのサービス中断は偶然の事項ではないと指摘。共産党大会が閉幕後にも中断が続くかどうかが大きな注目点になると分析した。
同サイトは、9日の中断ではグーグルの多数のサブドメインに接続した場合、現存しないサイトなどに誘導される攻撃の手口が突き止められたと報告。この手口をかわす多くの試みも功を奏さなかったとしている。また、中国でグーグルの本体サイトへ接続しようとした場合、「Korea」内の機能していないIPアドレスに導かれたという。