米男性が自分の名字を競売、4万ドル超で落札
(CNN) 米フロリダ州の男性が自分の名字の命名権を売り出していたネットオークションで、入札が13日に締め切られた。命名権は4万5500ドル(約380万円)で落札され、男性は来年1年間「ヘッドセッツドットコム」の名字を名乗ることになった。
「母が離婚手続き中で今の名字はもう不要になるから、いいチャンスだと思った」と語るのは、フロリダ州に住む起業家のジェーソン・サドラーさん(30)。「どうやって新しい名字を見つけようか考えているうちに、売ればいいのではないかと思いついた」とサドラーさんは言う。
サドラーさんは競売で得た収益を「マーケティング関係の面白い何か」への投資に利用し、10%は慈善事業に寄付すると語る。
サドラーさんは来年いっぱい、法律上の本名として「ヘッドセッツドットコム」の名字を使い、公的書類の名前もすべて書き換える。フロリダ州の制度では、改名の法的手続きには数週間かかり、最終的には判事の許可が必要になるという。
サドラーさんのちょっと変わった「金儲け」はこれが初めてではない。2009年には他の企業のTシャツを着て「歩く広告塔」になるビジネスを開始。最初の年の収益は6万6000ドルを超えたという。
14年以降の名字についてサドラーさんは、もう一度オークションを開いて別の企業名を名字にする考えを示す一方、「電話帳からランダムに名前を1つ選ぶ」方法もあると語った。