アップル株12%超の急落、しぼみ続ける「バブル」
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが23日に発表した決算を受けて、同社の成長予測に対する警戒感が強まり、24日の取引でアップル株は12%以上急落した。
アップルの2012年10~12月期決算は、四半期利益が過去最高を記録した。しかし業績予想では、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」をはじめとする製品の需要に減退の兆候が示された。
株価は数カ月前から下落基調にあり、2012年9月21日に記録した最高値の705ドルに比べると、下げ幅は36%を超す。アップル株の「バブル」はしぼみ続け、時価総額はわずか4カ月でおよそ2300億ドル(約20兆円)減の4240億ドル(約38兆円)となった。
アップルの時価総額がエクソンモービルを抜いて世界一になったのは、ちょうど1年前だった。現在でもトップは維持しているが、2位のエクソンとの差は70億ドルに縮んでいる。
ウォール街のアナリストは23日の決算発表を受け、目標株価を相次いで引き下げた。