フェイスブックにサイバー攻撃 ユーザー情報流出の形跡なし
(CNN) インターネット交流サイト(SNS)大手フェイスブックは17日までに、同社が1月、サイバー攻撃を受けていたと明らかにした。ただし、ユーザー情報などが流出した形跡はないという。
フェイスブックのセキュリティー部門が15日、ブログ上で明らかにした。複数の従業員のパソコンが不正ソフトに侵入されたことから「高度な攻撃」が発覚し、捜査当局に通報したという。同部門によれば、捜査は現在も続いている。
フェイスブックは「当社だけを狙った攻撃ではなかった」「ウイルス発見後、ただちに他社と詳細情報を共有した」としている。
短文投稿サイト、ツイッターも今月初め、サイバー攻撃で約25万人のユーザー名やパスワード、電子メールアドレスが盗まれたと発表した。また米紙ニューヨーク・タイムズなど大手メディアに対し、中国からとみられるサイバー攻撃も相次いだ。
一連の攻撃では主に米オラクルのプログラム言語「ジャバ」の弱点が悪用された。フェイスブックによれば、今回の攻撃でもそれまで知られていなかった弱点が狙われ、オラクルが今月1日に修正パッチを出している。