ザッカーバーグ氏が少年時代に作ったサイトを発見?
(CNN) インターネット上のあるサイトを巡り、米交流サイト大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が少年時代に作ったものではないかとの指摘の声があがり、話題となっている。
このサイトは1999年に作成されたとみられ、米ウェブサイト公開サービス「エンジェルファイア」上で公開された。自己紹介には「ハーイ、僕の名前はスリム・シェイディ。冗談冗談、僕の名前はマークだ」と書かれている。スリム・シェイディとは米ラッパーのエミネムが同年リリースした作品から取った名前とみられる。年齢は15歳で「大都市ニューヨークに近い小さな町」の高校で最初の1年が終わったところだと述べている。
こうした説明はザッカーバーグCEOの生い立ちと一致する。また、サイトのソースコードにも作成者として「マーク・ザッカーバーグ」の名が記されている。
米IT情報サイト「ハックニュース」が3日、このサイトを取り上げた。
今となっては古めかしいサイトだが、「ザ・ウェブ」と題されたページには今のフェイスブックとの共通点も見られる。ここでは訪問者本人と友人2人を登録するよう求められ、友達の輪がどんどん広がっていく仕組みになっているという。
米技術・科学系情報サイト「マザーボード」は、サイトに掲載されていた連絡先の電子メールアドレスを調査。すると、ザッカーバーグ氏の父親が当時使っていたのと同じハンドル名を持つAOLアカウントのメールアドレスであることが判明したという。
マザーボードは、「ザッカーバーグ氏に嫌がらせをするための手の込んだでっち上げの可能性もある」と指摘。一方で、「本物であることを示す説得力のある証拠もたくさんある」という。
この件についてフェイスブックはコメントしていない。