最も危険な検索エンジン? 「Shodan」が浮き彫りにする無防備なネット環境
Shodanはマザリー氏が3年ほど前に完成させ、検索結果の表示は10件にとどめている。アカウントを開設すれば50件の表示が可能だ。ユーザーはセキュリティー専門家や学術研究者、捜査当局などが中心。フル機能を活用したければ使用目的などについて情報を提供し、料金を払う必要がある。
マザリー氏は犯罪目的でShodanが利用される可能性があることも認めているが、一般的には犯罪集団は、悪意のあるプログラムを通じて自分たちが制御できるコンピューターネットワークを持っており、Shodanで利用可能な端末を探すまでもないと言い添えた。
例えば建物設備の制御システムが破壊されたり、交通信号が消されたりといった攻撃を防ぐために、セキュリティー研究者たちは、無防備な状態で接続されている機器を見つけると、運営者に通報しているという。