韓国サムスン、腕時計型スマホを来月4日に発表か 米報道
(CNN) 韓国サムスン電子が来月、腕時計型のスマートフォン(多機能携帯電話)を発表するとの見通しを、米金融情報サービス大手ブルームバーグが伝えた。
報道によると、新製品は「ギャラクシーギア」という名前で、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。通話やウェブ閲覧、メール送受信など、スマートフォンの基本的な機能を備えた端末となる。9月4日のイベントで発表される見通しだという。
サムスンはCNNの取材に対し、コメントを控えると述べた。
手首や頭に装着する「ウエアラブル端末」は、次世代のデバイスとして急成長が期待されている。米調査会社ジュピター・リサーチによると、市場規模は今年の8億ドル(約780億円)から来年は15億ドルに拡大するとみられる。
健康管理用のセンサーやGPS(全地球測位システム)機能の付いたウエアラブル機器はすでに普及し始めているが、インターネット接続にはスマートフォンとの連携が必要となる場合が多い。ギャラクシーギアがスマートフォンの付属品というより本体に近い製品なら、いち早く注目を集めることになりそうだ。
ウエアラブル端末の分野では、米大手のアップルやマイクロソフトも腕時計型を開発中とされる。台湾のエイサーも来年ウエアラブル端末を発表する予定だが、どんなタイプになるのかは不明。グーグルは来年早々にも眼鏡型端末「グーグルグラス」を一般発売する予定で、仕上げの段階に入っている。