グーグルとマイクロソフト、児童ポルノ対策で連携

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グーグルのエリック・シュミット会長

グーグルのエリック・シュミット会長

ロンドン(CNNMoney) インターネット検索大手グーグルとソフトウエア大手マイクロソフトが連携し、ネット上から児童ポルノを排除するための対策を進めていることが19日までに分かった。

グーグルのエリック・シュミット会長は英紙デイリー・メールへの寄稿で、「児童ポルノが社会から完全に消えることはなくても、われわれは全力で子どもたちを守るべきだ」と述べ、新技術によって児童ポルノの画像や映像をネットから取り除く措置を具体的に説明した。

それによると、グーグルでは児童ポルノが検索結果に表示されるのを阻止するため、3カ月前から総勢200人余りのチームが作業を進めてきた。これまでに10万件以上の検索について、児童ポルノ関連の検索結果を排除したという。さらに1万3000件の検索に対し、「子どもの性的虐待は違法」との警告メッセージや相談先についての情報が表示される仕組みをつくった。

問題のある内容を特定して一斉に削除するために、マイクロソフトの画像検出技術が使われている。専門家と協力して児童ポルノ関係者が使う最新の用語を調べ、アクセスを阻止する措置も取っている。

シュミット会長は「今後、同様の対策を150カ国以上の言語で実施する」との方針を示した。

児童ポルノを巡っては、カナダの警察が先週、児童ポルノ映画に関連する世界規模の摘発で教師40人や捜査当局者、聖職者、医師、看護師らを含む計348人を逮捕したと発表していた。

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