仮想通貨大手が取引停止、ビットコインの今後に暗雲
ニューヨーク(CNNMoney) 大手仮想通貨ビットコイン取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の運用サイトが接続できない状態になり、投資家が多額の損失を出す危険にさらされている。
同取引所の運用サイトは24日からアクセス不能になり、短文投稿サイトのツイッターへの過去の投稿もすべて削除された。最高経営責任者(CEO)のマーク・カーペレス氏は普及促進団体「ビットコイン財団」の役員を23日に辞任している。
投資家の間に不安が広がったためビットコインは約3%下落して490ドルとなり、昨年11月以来の安値を記録した。
トラブルの原因は不明で、マウントゴックスにコメントを求めたが返事はなかった。
ただ、ネットに出回っている未確認文書の「危機戦略原案」には、マウントゴックスがユーザーのビットコイン74万4408枚(約3億6700万ドル=約375億円)を失ったと記されている。