米グーグル、スマートウオッチ用のOSを発表
ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルは18日、腕時計型端末向けの基本ソフト(OS)「アンドロイド・ウエア」を発表した。
グーグルはスマートフォン向けに開発して大成功を収めたアンドロイドOSと同様、身に着けるタイプの「ウエアラブル端末」向けOSでもシェア獲得を狙う。
コンセプトとしては、グーグルの眼鏡型端末「グーグルグラス」に搭載されたアンドロイドOSの延長線上にあるようだ。端末にほとんど触れることなくメッセージ受信などの通知を受けることができる点や、音声での操作が可能な点に、グーグルの強みが生かされている。
アンドロイド・ウエアのコンセプトビデオには、スマートウオッチが空港のゲートで搭乗券を発行したり、海岸に到着したサーファーにクラゲ警報を伝えたりする場面が出てくる。場所やタイミングに合わせて必要な情報を提供するサービス「グーグル・ナウ」が、手首に装着できる形になると紹介されている。
米モトローラは今年夏、アンドロイド・ウエアを搭載したスマートウオッチ「Moto360」を発売する予定。台湾のエイスースとHTC、韓国のLGとサムスン電子、米国のインテルとクアルコム、フォッシルなども、グーグルと提携して今年中にスマートウオッチを発売する見通しだ。