中国、グーグルへの接続を一部遮断
ニューヨーク(CNNMoney) 中国当局によるインターネット検閲を監視するサイトGreatFire.orgによると、同国では今週、ネット検索大手グーグルに多くのユーザーがアクセスできなくなっている。
グーグルの報道担当者は「詳しく調べたが、当社側に技術的な問題は発生していない」と述べた。
グーグルの公開データによると、アクセスは完全に遮断されたわけではないが、数日前から件数が減少している。同社の検索やメール、カレンダーなどのサービスが利用できなくなっているユーザーは数百万人に上るとみられる。
中国ではもともと交流サイト(SNS)のフェイスブックや短文投稿サイトのツイッター、グーグル傘下の動画共有サイト、ユーチューブなどへの接続が遮断されている。
グーグルは2010年、中国政府の検閲ルールに反発し、同国からのアクセスを検閲のない香港版サイトへ自動転送する措置を取った。12年の中国共産党大会開催中にも、同社の主要サービスが遮断された。
中国は4日、天安門事件から25年を迎える。事件に関する発言は、中国政府に厳しく統制されている。