米アマゾン、初のスマホを発表 カメラ使った商品検索機能も
シアトル(CNNMoney) 米ネット通販最大手アマゾンは18日、初のスマートフォン「ファイアフォン」を発表した。AT&Tとの2年契約で価格は容量32ギガバイトのものが199ドル(約2万円)。7月25日から出荷を始めるという。
アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は「アマゾンを非常によく使ってくれている顧客のために、もっといい電話を作れないだろうか。答えはうれしいことにイエスだ」と述べた。
ファイアフォンは、2.2ギガヘルツのクアッドコア・プロセッサーと2ギガバイトのRAMを搭載。画面は4.7インチの高精細ディスプレーで、3D画像の表示も可能だ。赤外線とカメラを使ってユーザーの頭の動きを検知し、本体を傾けることなどで操作を行える。
ベゾスCEOは本社のあるシアトル周辺の立体表示の地図を披露。側面を下に向けると、周辺のレストランの検索結果といった追加情報が画面に現れた。また、傾けることで画面をスクロールすることもできる。
内蔵カメラは1300万画素で手ぶれ補正機能がついている。側面のボタンを押すだけでカメラを起動して撮影することができるほか、データはアマゾンのクラウドストレージに無料でいくらでも保存できる。
また、本であれゲームであれ日用品であれ、カメラでスキャンするだけで認識し、アマゾンで注文できる「ファイアフライ」機能も付いている。
ベゾスCEOは「ファイアフライは1億以上の異なるアイテムを認識できる。アクセスも簡単だから愛用してもらえるだろう」と述べた。