さよなら、iPod classic
(CNN) 9日に発表された米アップルの新しい腕時計型端末「アップルウォッチ」に世界が沸く陰で、同社の象徴的な製品がひっそりと姿を消した。
初代音楽プレーヤー「iPod」の姿を受け継いで、がっしりした大きな形状を保ってきた「iPod classic」は9日、同社の製品ラインアップから外された。
既に兆候はあった。アップルは2009年でclassicの更新を打ち切り、iPodに特化したイベントでさえ言及しなくなっていた。
それでもまだ愛着を感じるファンはいる。確かにclassicにはiPod touchのようなタッチスクリーンもないし、大きさはnanoやshuffleに比べると巨大だ。しかし容量は160ギガバイトもあって、アップルによれば4万曲の楽曲が保存できる。
ソーシャルメディアにはclassicを「いい仲間」「旧友」と呼んで別れを告げる投稿が寄せられ、初代モデルを思い出させる唯一のiPodがなくなるという感傷にひたるファンも。4万曲の保存ができる実用的な製品がなくなることを惜しむ声もあった。