米当局、小型機で市民の携帯通信を傍受か
ニューヨーク(CNNMoney) 米紙ウォールストリート・ジャーナルは15日までに、米連邦法執行機関が特殊機器を搭載した小型飛行機を使い、一般市民による携帯電話での通信を傍受していると報じた。
消息筋の情報を引用したもので、米国の人口の大半の監視が可能になるとも指摘。通信者の居場所や携帯電話の所有者の特定などが可能とも伝えた。
CNNMoneyの取材で、少なくとも1つの連邦機関が小型機を用いた通信傍受に関与していることが判明した。政府文書によると、この機関は米税関・国境警備局で2010年から開始していた。
この通信傍受の技術では、小型機に搭載された携帯電話通信の中継塔を模した特殊機器を通じ、飛行する地区周辺で探知出来る通信データの収集が可能となる。電話会社が設けた実際の中継塔への通信の接続を誘い込んでいることを意味する。