プレステとXboxの障害、ハッカー集団が「攻撃終了」宣言
(CNN) オンライゲームサービスを提供するソニーの「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」とマイクロソフトの「Xboxライブ」で続いていた接続障害について、犯行声明を出したハッカー集団が「攻撃終了」を宣言した。
米東部時間の25日から始まった障害は26日も続き、ソニーとマイクロソフトはツイッターなどで「問題解決に努めている」とのコメントを繰り返した。それぞれの掲示板やツイッターには、ユーザーから不満の声が集中していた。
これまでにもPSNに大量のデータを送り付け、機能停止に追い込む「分散型サービス拒否攻撃(DDoS)攻撃」を仕掛けたことを認めているハッカー集団「リザード・スクワッド」が、犯行声明を発表。しかし同集団は26日午後6時すぎ、ツイッターで「PSNとXboxに対するすべての攻撃を停止した」と宣言した。CNN記者はこれを受け、PSNへの接続が復活したことを確認した。
接続障害は、マイクロソフトの「Xboxビデオ」が金正恩(キムジョンウン)北朝鮮第1書記の暗殺を描いた映画「ザ・インタビュー」の配信を始めた数時間後に発生した。
同作品を巡ってソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が受けたサイバー攻撃との関連が疑われたが、同時に配信を始めた動画共有サイト「ユーチューブ」などでは障害が起きなかった。また、同作品の配信にPSNは参加していない。