アップル時価総額が7000億ドル超え、米企業初
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルの時価総額が10日、米国企業として初めて7000億ドル(約83兆6000億円)を突破した。
この日の株式市場でアップル株は、前年比64%高い1株当たり122ドル(約1万4570円)で引けて過去最高を記録した。同社の時価総額は昨年11月にも一時的に7000億ドルをつけていたが、終値で7000億ドルを突破したのは今回が初めて。
2位のエクソンモービルの時価総額は3820億ドル。
アップル株は、太陽光発電を手がけるファーストソーラーとの提携発表を受けて急騰した。1月に発表した四半期決算で純利益、売上高とも過去最高を記録したことや、決済サービス「アップルペイ」の採用に弾みが付いていることも好感された。
著名資産家のカール・アイカーン氏は、アップル株が200ドルに達する可能性もあると予想している。
創業者のスティーブ・ジョブズ氏が死去した当時は、ティム・クック最高経営責任者(CEO)の手腕を疑う声もあった。しかしそうした懸念は払拭(ふっしょく)されつつあるようだ。CNNMoneyのランキングでもクック氏を「2014年のCEO」に選んでいる。